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イギリス高校留学 特別インタビュー

竹内 友菜 さん
お名前 竹田 友菜 さん
出身校 Christ College Breon(GCSE)
Bellerbys College(6th Form)
A level Score(A2) A*(数学)、AA(物理、生物)
進学先 UCL(University College London)
イギリスの高校(6th Form)を卒業されて、UCL(University College London)に進学が決まった竹田友菜さんに、イギリスの高校留学の体験談を伺いました。今後イギリスに留学される中・高生にとってはとても貴重なお話しになると思います。
それでは竹田さん、よろしくお願い致します。
早速ですが、竹田さんがイギリスに留学に行かれたのはおいくつの時でしょうか?
15歳の9月からです。
高校1年生の1学期までは日本の高校に通っていて、2学期からイギリスに行きました。
イギリスに行こうと思ったきっかけはありますか?
最初にイギリスに留学したのは中学1年生の時のサマーキャンプでした。これは親に勧められて、あまり何も考えずに行ってみた、という感じでしたがすごく楽しくて。中学3年生の時にもう一度、2度目は自分で行きたいと言って、夏休みに3週間くらいのサマーキャンプに参加しました。その後に、「イギリスの高校で学んでみたい!」と思うようになり、親と相談をして、まずは1年という形で高校1年生の9月から本格的に留学に行ってみよう、となりました。
当初は高校の卒業を目的とした留学ではなかったのですね。
はい。イギリスの高校を卒業したい、と決まってはいませんでした。日本の高校にも在籍はしていて、どちかというと最初は1年で帰ってくると思っていました。
それではなぜ、イギリスの高校を卒業したいと思われたのでしょうか?
竹田 友菜さん イギリスの高校(GCSE)での生活が1年終わった後、日本に戻ってくるか、イギリスで大学に行くかすごく悩みました。
その時は日本の学年では高校2年生の夏で、帰国して日本にいる友達に会いたい、という気持ちもありましたが、自分の将来を考えた時に、日本の大学を受験しても特にやりたいことはなかったため、このまま帰国するのはもったいないなと思いました。
1年を過ごしてみて、英語に関してヒアリングはだいぶ良くなってきていて、ちょうど慣れてきて英語も上達してきたかな、と実感してきた頃でしたので。中途半端は良くないな、という思いもありました。
竹田さんはどちらの学校に通われましたか?
ウェールズにあるボーディングスクールで、クライスト・カレッジ・ブレコン(Christ College Brecon)という学校です。
卒業まで、同じ学校に通われましたか?
初めの2年はクライスト・カレッジ・ブレコン(Christ College Brecon)に通い、その後、6th Formからベラビーズカレッジに通いました。
留学で良かったと思うことは何ですか?
初めの1年を終えて、イギリスに残ると決めた時は、結構辛かったこともあり、その時はやっぱり1年で帰国すれば良かった、と思うこともありました。でも、そうしていたら人としてここまで成長していなかったな、と思います。留学前の自分を振り返ってみると、くだらないことで悩んだり、こんな小さなことでつまづいたりしていたのかと思ったりしました。
竹田さんが仰る「こんな小さなこと」とは、例えばどのようなことでしょうか?
以前の自分は、ちょっとした嫌なことを気にして人間関係においても消極的な感じになったり、それが原因でなんだかやる気もでなかったり、勉強も出席を取れればいいかな、みたいな感じになることがありました。イギリスでは個人を尊重する文化があるからか今は自分の意見を持てるというか、自分の判断で物事を考えられるようなりました。それはやはりイギリスに行ったことが大きいかな、と思います。
日本にいる家族や友達と離れた環境での生活に、最初は不安とかはありませんでしたか?
正直、最初の1年は結構辛かったです。留学に行く前に、留学に行った人たちから「楽しいよ!」と聞いていたので、楽しいことばかり想像して行ったのですが、実際には楽しいこと1割、辛いこと9割でした。
現地での生活はいかがでしたか?竹田さんは寮に滞在をされていましたか?
滞在はずっと寮でした。初めの2年間、GCSEの勉強をしていた時は学年が下というのもあり、部屋がシェア(相部屋)でした。自分のプライベートの時間がないのと、お風呂やトイレも全部シェアでした。洗濯も自分でやっていたので、物がなくなったりもしました。6thフォームのベラビーズカレッジの寮は自分の部屋にお風呂もトイレも付いていて、部屋も綺麗で過ごしやすかったです。
寮は何人部屋でしたか?騒がしかったりはしませんでしたか?
GCSEの頃は部屋は3、4人でシェアしていました。
はい、夜になると他の部屋の生徒が集まって来たりして騒がしくなるときもありました。
勉強面についてお話しを聞かせて頂きたいのですが、竹田さんは留学時、何か英語のスコアなどはお持ちでしたか?
英検は取っていました。たしか2級だったと思います。日本の学校では勉強はできるほうで、クラスも上の方のクラスでした。留学に行く前に英会話もやって行きましたが、初めは相当英語には苦労しました。
現地では全然伝わらない、聞き取れませんでした。とにかくみんなしゃべるのが早くて、会話に全然入っていけないという感じでした。(笑)
竹田さんは留学前にサマーキャンプに参加されていたかと思いますが、その時はどうでしたか?
サマーキャンプに行った時は、その中でもしゃべれる方でしたので、大丈夫かなと思っていました。でもキャンプの参加者は皆留学生でしたので、周りの英語のレベルが低かったから、というのもあったかもしれません。
日本の高校と比較して、イギリスのボーディングスクールはどのような違いがありましたか?
竹田 友菜さん クラスは少人数で全部で10人位でした。日本では生徒は一クラス40人位はいるので、先生との距離は近く感じました。
授業も先生と会話をしているようでした。
授業スタイルも、日本では先生が黒板に全部書いて、それを生徒が写して、といった感じですが、イギリスでは先生と授業中に会話をして、本当に自分が授業の内容を理解しているかがすごく分かります。先生も対応が良くて分かりやすく、分からない部分も全部丁寧に説明してくれました。生徒も皆、積極的に授業に参加していました。
ただベラビーズカレッジでは、アジア人が多かったので、授業中に積極的に話す生徒は少なかったです。
イギリスの大学進学にあたってのA Levelの勉強はいかがでしたか?どのような部分が大変でしたか?
理解をするのはそんなに難しくはなかったのですが、試験になった時にその試験が何を求めているのか、何を答えるべきか、という部分を読み取るのが結構難しかったです。自分でこれが答えだ、と思って書いても、全然違う答えだったりすることもありました。
A Levelは小論文的な要素が強いのですね。
そうですね。その答えもキーワードが結構決まっていて、こういう問題が出たら絶対このキーワードを入れないといけない、という感じです。特に生物の科目でそう感じました。
6th Formではどの科目を勉強しましたか?
1年目は数学、物理、生物とアートを取りました。
2年目はアートを外して数学、物理、生物です。
Aの成績を取る為のコツなどはありますか?
私個人の意見としては、過去問を解きまくることかな、と思います。過去問は恐らく5年、10年分くらいあり、また夏と冬の分があるので、それを全部3-5回くらいやると、問題の傾向とかも見えてくるかと思います。「あ、この問題昔出た!」みたいな感じです。実際の試験で同じような答えの時も結構あります。
竹田さんの進学先と専攻を教えて頂けますか?
進学先はUCL(University College London)
専攻はUrban Studiesです。
大学進学にあたっては、面接はありましたか?
私の学科では面接はありませんでしたが、各大学や学科によって違うようです。
大学進学にあたり、Personal Statement(志望動機)の準備をされたかと思いますが、こちらはいかがでしたか?作成にあたり、何かアドバイスを頂けますか?
Personal Statementは下書きを何回も書き、すごく大変でした。学校からは、自分の得意なことや今までやってきたスポーツ、リーダーシップ経験などを書いた方が良いと言われましたが、私はあまりそっちの内容は書かずに、なぜUCLに入りたいか、なぜUrban Studiesを学びたいか、というのを東北の震災でのボランティア活動を含めて、たくさん書きました。書く内容は人にもよると思います。自分のパーソナリティーを多く書いた方が良いという人もいれば、なぜその大学で勉強したいかなどインスピレーションを書いた方が良いという人、それぞれです。
自分としては、Personal Statementはとても旨くかけたのかなと感じています。おかげで受験希望を申請したすべての大学(UCL 2学科、シェフィールド大学、エディンバラ大学、マンチェスター大学)からオファーをもらうことができました。要求されている成績に達しているだけではオファーがもらえるとは限らず、Personal Statementもすごく重要視されます。特に私が申請したラッセル・グループ(イギリスの研究予算80%を占める名門24大学)に所属する大学はその傾向が強いようです。
留学を通して、自分で変わったな、と思うことはありますか?
行く前はシャイで自分からあまり行動出来ないタイプだったのですが、留学してからは変わりました。学校でも、自分から動かないと向こうが動いてくれない部分もあったので、必死でした。それでだいぶ変わったと思います。
日本にいる友達から、留学に行って変わった、と言われることはありますか?
はい、言われます。
恐らくいい意味で(笑)
今は一時帰国中で9月から大学に進学されますが、大学生活でこれをやりたい、といったものはありますか?
私が進学する学部では、1年間外国に行って学べるので、
どこか行きたいなと思っています。
そうなのですね。どこか行きたい国などはありますか?
やっぱりヨーロッパかな、と考えています。
父はその1年は日本で学べって言ってますけど(笑)。
竹田さんは大学卒業後は日本で働きたいと思いますか?それとも、海外で働いてみたいですか?
まだあまりはっきりとはしていませんが、日本に帰ってきて仕事をしたいというよりは、そのままイギリスかどこか他の国で仕事をしたいという気持ちの方が強いです。
最後に、これから留学に行く方に向けて何か一言、お願い致します。
竹田 友菜さん どんどん海外に行って欲しいと思います。こんなに英語がしゃべれないのは本当に日本人だけだと思います。違う国に行くと、考え方や視野もすごく広がりますし、自分はこんなに小さなことで悩んでいたんだ、とか、もっとこういう考え方があるんだ、とか、人間的にはもっとこういう風に成長しようとか、絶対に思えると思います。行って損はないと思います。
もし行ってみたいという気持ちがあれば、迷っているなら絶対に行った方が良いと思います。でも、大変だよ、というのはどこかに留めておいた方が良いと思います。
楽しいことばかり想像して行くと、ギャップが大きいかなと思います。最近留学に行った友達から、「全然楽しくない、どうしよう」と相談をされました。私は迷わず、「楽しいことばかりじゃないと思うよ、だけど最終的には行って良かったと感じるから大丈夫」と伝えました。

貴重なお話しを聞かせて頂きましてありがとうございました。
竹田さんのこれからの大学生活が実り多きものになりますよう、願っております。将来の夢に向かって頑張って下さいね。

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